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藤沢市片瀬の輸入住宅の方からの依頼でした。
小さな女の子がトイレに入ったのですが、中から鍵をかけてしまい開けられなくて閉じ込められた様子。
電話で聞いても詳しい状況がわからないし、この暑さの中で長時間閉じ込められた状態では子供さんが危険だと思い至急現場へ向かいました。
ドアノブには鍵は無くラッチのみ。木製のドアには大きな擦りガラスがはまっています。
建物の外側には明り取りの擦りガラスの窓がありますが、はめ殺し。
話しを良く聞くと、スライド式のかんぬきをドアの内側に後から取り付けたようです。
外側からはそのかんぬきにアクセスできる状態ではなく、このシンプルで単純な鍵こそ、こういった場合やっかいなことになります。
選択肢は３つ。
①ドアのガラスを割って鍵を開ける。
②バールで無理やりこじってドアを開ける。
③丁番を切断して、反対側からドアを開ける。
①は早いのですが、中のお子さんが危険。
奥に行っててと言っても、すぐにドアの近くに来てしまう。
②はドア、枠ともにかなりのダメージを負うことになる。
③は丁番交換が必要となるが、輸入住宅なのでサイズが合うものがあるかどうが不明。
で、お客様が③を選択。
四苦八苦してなんとかトイレのドアを開けることができました。
女の子も無事救出。
どんな鍵かと見てみたら、ほんとにシンプルな物でした。
しかし、スライドさせた後レバーを下にひねるタイプだったので、やはり外からの開錠は無理でしょう。
内鍵ってかなり厄介です。
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